評論

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新都民合唱団 第74回定期演奏会2011.12.08
いきなり他合唱団のお話で大変申し訳ありませ ん!
 しかし今回新都民合唱団(第74回)定期演奏会 (於 東京文化会館)は、J.S.Bachの「マタイ受難曲」 を常任指揮者の阿部 純氏の指揮のもと、アンサン ブル・アルス・ノヴァのヴィヴラートを抑えた古楽的 奏法を用いた管弦楽とともに、実に素晴らしい演奏 を行いました。
 「ノヴァ」の極めて高い技術水準の管弦楽ととも に、佐藤康弘さん(イエス)、五郎部俊郎さん(福音書 記者)、安達さおりさん(S)、渡部菜津美さん(A)、藤牧 正充さん(T)、浅井隆仁さん(B)等ソリストが、声の美 しさだけではなく、繊細で心のこもったまさに珠玉とも いえる演奏を聞かせてくださったことが、とりわけ印 象的でした。そして何よりも新都民合唱団のメンバー がこれまでにないほどの緊張感を持った演奏を行な ったことがこの演奏会を支えたのだとと思います。  運よくこの演奏を聞くことができた私は、バッハという 人が、マタイ受難曲という曲が、これほどまでに今の 時代を生きる私たちの心に、深い感銘と思索を与え る真に歴史に残る名曲であるということを改めて思 い知らされました。この日は私にとって大きな感動の 一日となりました。演奏を行った新都民合唱団の 方々に感謝し、この演奏会にお誘いくださったSさ ん、Tさんに深く感謝します。今回の「新都民」の演奏 は、これを聴いた人たち、これを歌った人たちの記憶 に一つの「歴史」として刻まれるに違いありません。

2011年12月08日 S.S.

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